自由意志は人生を豊かにする武器となる
「初めに、今回の記事は少しでも現状を変えたい!だけど行動がとれない!という方向けに書いております」
そんな生き方こそが自分の意思をもった、自由意志であると僕は思います。
この思考は現代だからこそ形にできる思考だと思います。
そして、必ず自分の生き方に影響を与えてくれます。
話は一旦変わりますが
もし、あの時行動していれば、もしあの時あの選択を取っていれば。
このような、後悔にも見えるし反省にも見える思考
そんな思考を張り巡らせたことはありませんか?
もう少し具体例を出すと・・・
〇若いうちに今の仕事を辞めて自分のやりたいことに挑戦していれば
〇欲しかったあの商品買っておけばよかった
〇もっと勉強しておくべきだった
などが挙げれます。
僕も小学校や中学校、高校で勉強しておくべきだったと思うことが何度もありました。
でも、実際は後悔をするだけで反省なく過ごしてきた人生です。
それはなぜか?
やらない理由を自分の置かれた環境のせいにし、行動を起こすことから逃げていたからです。
恐らく、この思考は多くの人に当てはまるものなんじゃないかなと僕は思います。
どこかで一度語ったことがあると思うのですが、一番楽な逃げの手段は環境のせいにすることなんです。
これも例えてみると
〇家庭を築いているから
〇お金に余裕が無いから
〇今の仕事を続けているほうが安定だから
〇コロナ渦で働き口が見つからないかもしれない
〇めんどくさいから
〇まだ次の機会があるから
ザックリ挙げてもこの程度は出てきます。
もし、少しでも今の現状を変えたいと思うのであれば、こういった思考が出てくる時点で、残念ながら何も変えれないです。
そして、現状を変えたいという思いを持ちながら、上記の理由を盾に行動をとらないことは、この世界のプログラムに従った生き方・決まった生き方だと思いませんか?
つまり、冒頭でも述べた自由意志がなく、自分で生き方を決めれていないと思います。
少し話は脱線しますが
(最初に述べておくとこれから紹介するコンテンツを非難している訳ではないのでご了承ください)
最近話題になった「鬼滅の刃」や今流行っている「うっせぇわ」といったコンテンツがあると思うのですが、このコンテンツを周りが聞いている・観ているからや流行りに乗りたいからと言って、何が良いのか分からないまま、自分の意思ではなく周りの意思に合わせて観たり・聞いたりしている方が見受けられます。
これもまた同じく、現代社会に潜む自由意志を持てていない例の一つだと僕は危惧しております。ですが、プログラムに沿って自分で考えて選ばずに生きると言う思考は、人間なら必ずしも持って生まれる部分であると僕は考えます。
その為、プログラムに沿って自分で考えて選ばず生きると言う思考を破壊するには、自由意志を持つことこそが唯一の対抗策であると僕は考え着きました。そしてそれこそが、現状を変えることが出来るカギになります。
ですが、こんなに偉そうに語ってる僕自身も、最近自由意志を持つことが出来るようになりました。
そして、夢に挑戦するため・決まったプログラムから抜け出すために、会社を辞めることを決意し上司に伝えました。そんな僕の今の気持ちは、不安や心配、恐怖はなく、ワクワクする気持ちが高まり夢が広り人生楽しもう!という気持ちでいっぱいになっています。
そんな僕から現状を変えることが出来ない方々に、エールを送ります。
死は、時期は違えど全人類に等しく訪れます、それはプログラムされたシステムと同じく。
だから、いつ死ぬか分からない儚い人生ならば、変化のない人生を生きるのではなく冒険に出かけてみる方がお得じゃないですか?
【終わりに】
お疲れ様です。最後までお付き合いしていただきありがとうございました。
最近、本の紹介が薄く感じられてると思われますが、ちゃんと本を読み続けております(笑)
ただ、本の紹介よりももっと伝えたいことが出来ていたため今回もこういったい生き方について語らせていただきました。
ちなみに、今週は「ジャイロスコープ」を読み終えたので語る予定でしたがそれは次週に持ち越しですね。
それでは、さらばだ!
あなたは人生の最後に何を考えますか?
少年は、隕石が3年後に地球に衝突することを知った。
少女は、余命半年を言い渡された。
老人は縁側に腰を下ろし物思いにふけた。
それぞれ、異なった環境や世界に存在しているにもかかわらず、考えることは同じ。
残された人生をどう生きるか。
ただ、それぞれ感じる思いは異なる。
恐怖や絶望を抱える者もいれば、悩みから解き放たれる者もいる。また、一筋の光のような希望を抱く者も。
だけど、結末は同じ。【死】が訪れるだけ。
そんな、終わりは果たして悲しいのか。それとも嬉しいのか。
答えはどちらも正解だということ。
だけど、確実に1つ言えることがある。
死を迎える瞬間に、生が死に変わるコンマ数秒の間に、必ず自分自身に問いかける問いがあるということ。
それは・・・
【なぁお前。この人生に後悔はなかったか?】
どうも、揚げさんどいっちです。
最近は、退職宣言をしたり・シナリオライターになるためにトライアル課題の作成や・転職活動などでパタパタな日が続いてます。
疲れはしますが、これからのことを考えるとワクワクが止まらないですね(笑)
ちなみに、まだ入社一年も経たない内に退職しようという考えに至った経緯を説明すると、人生の終わりについて考えたことなんですよね。
きっかけなんですが、今の仕事で、ただ働いて給料をもらって過ごす日々に退屈していたことや、将来に対してスキルが身についていない感覚が、不安や焦りに繋がったことです。
それで自分に問いかけました。
お前はどうなりたい?どうしたい?と
その答えが、死ぬ瞬間に後悔をしたくないという答えでした。
そして、この答えが導かれた経緯もあります。
それは、恐らく大体の人々は、生きているうちにこの世界を大きく変えることには貢献できないんじゃないかなと気付いたことです。だから、せめて、僕だけのためにこの人生を生きても誰も文句は言わないよねと思ったこと。
そして、死は美男美女・才色兼備・八方美人、関係なく平等に訪れることを学んだからです。
つまり、僕が今この記事を打ってるコンマ数秒後に心停止で死ぬかもしれない、明日交通事故で死ぬかもしれないという未来があるかもしれないということです。
だから、今ここでありきたりなことをボチボチ続けるのではなく、今まで経験したことのない世界に飛び込みたくさん経験値を稼ぐことが、死ぬ瞬間に訪れる後悔を無くしてくれると言う思考を導き出しました。
この思考を持ってから、少し人生に対して考え方が楽観的になりました。
なので、僕は退職宣言を思い切ってしてみたのです。
だけど、隕石は止められないよね。必ず降ってくるよ。逃げれない。
【最後に】
今回冒頭と締めくくりに出した【隕石】というワードですが、実は今回読んだ作品に感化されてます(笑)
それは【終末のフール】です。
3年後に地球めがけて隕石が落下するという報道がリビングにて響き渡る。そんな報道を受けた人々が起こす行動には様々あり、強盗や殺人を働く者や少しでも隕石の被害から逃れようと車を走らせる者、諦める者。そんな様々な人間の視点を描いた文芸作品となります。
多分なんですけど、この作品は読み手によっては感じる感情が二つに分かれると思いました。1つ目は、死に対する恐怖が増す人。2つ目は、決まったタイムリミットがあることによって人生の悩みから解放されるといった感情を抱く人。
僕は断然後者でした。
皆さんは、どう考えます?3年後に隕石が衝突するとしたら。
進むべき道ってなかなか決められないよね
人生は、前途多難・山あり谷ありそんなことは分かっていても行動に移すのが怖い臆病な筆者です。
急に何言いだしてんだコイツと思われるかともいると思いますが、そんなことはお構いなしに僕の話を続けます。
僕は、今人生の岐路にようやく立ちました。
この思いは去年の8月頃からあったのですが、消えることはなく日に日に大きくなりつつありました。今のままでは何となくダメな気がする・この会社で働き続けることは本当に自分のためになるのか・手にスキルが欲しいなどといった気持ち達です。
要約すると仕事を続けるか否かという思いです。
皆さんもこういった気持ちは少なからずあったんじゃないかなと思います。
というよりか、あってほしい(切実)
そして、僕も今その気持ちが高ぶり転職・フリーランス・現職を続ける。この3つの選択肢が目の前に現れ、どうする?どうする?と煽ってきます。
僕の今の心は、ネプリーグのファイブボンバーみたいに選択肢が時間制限がある爆弾として降ってきていて、爆弾のカウントがゼロになる前に答えなくてはいけないといった心境です。
そうです。焦りと、この答えでいいのかという不安が同時に襲ってきているのです。
そんな不安と焦りを少しでも解消するために昨日、有休を使って一日本当にやりたいことを突き詰めていました。(有休をとるとき職場の先輩達にお前、辞めるつもりか?と詰められましたが笑)
取り敢えず、突き詰めた僕の答えが
と言った、上記の3つが僕の好き分野に当てはまると結論付けれたので、取り敢えずシナリオライターの業務委託の募集に応募してみました。
ですが、ここでもまた迷うべくして選択肢が出てきました。
フリーランスか会社員かといった選択肢です。
僕自身、内向的な性格なので会社員にはあまり向いていないという自負がこの一年で分析できたのですが、フリーランスでスケジュールや確定申告・経費の管理とか出来そうにない上に、給与が安定しない業務委託で仕事を続けるのも怖いなと怯えてしまっています。
さらに、こういう杞憂をしている自分にそんな幅広い選択肢が本当にあるのかと訴えかけてくる自分もいます。
こういった悩みを考えているとふと【人生はシンプルだ】という言葉を思い出したのですが、文字や流れだけで考えると僕もそう思います。ただ実際に人生について考え自分の足で歩もうと思ったとき、そのシンプルな物語の過程に細々とした分岐が、毛細血管みたいに張り巡らされてるじゃないかと気付きました。
そして、さらに自分の考えをまとめるために判断材料を増やそうと確定申告について・生活保護について・失業手当について・副業について調べました。
でもやっぱり答えが出ないです。
ただ、今の仕事をまだ続けながら副業でやりたい仕事を経験してみるという判断は良いものかもしれないと思うきっかけがありました。
それは、こやまあやさん著の【初心者WEBライターがずっと生き残れる超戦略】
を読んでからです。
実際この本の内容は副業に関する考えや継続方法について一個人の文章で書かれてます。
そして、33pぐらいなので1時間もかからず読めて低コストで知識を得ることができます。また、新しいことに挑戦する姿勢に対しても明るく書かれてるので少し気持ちが楽になれました。
ただ、人生の岐路を決定づける判断材料になり切らなかったのも事実です。
正しい正解なんてないのは分かってるんですけど若さゆえか足がすくみます。
飛び込む勇気が欲しい、そして頭上に迫ってくる爆弾を消してほしい。そんな、考えを昨日と今日考え、恐らく明日も考えるんじゃないのかな。
また答えを得ることができたら皆さんにも報告したいなと思います。
多分、報告の方が面白みのある記事になるんじゃないかな(笑)
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんは、今の生き方に迷いはありますか?
無い方は恐らく今の生き方が幸せで満たされていると思います。逆に僕のように悩む方は、まだまだ物足りなさを人生に感じているのではないでしょうか。悩みがある方は分かち合いたいと思いますし、無い方はどのように生きてきたか興味がありますので意見をお待ちしております!
では、また来週~
悪はいつか罰せられる
天網恢恢疎(てんもうかいかいそ)にして漏らさず。
最近学んだこの言葉は、9年前の僕と重なったことからお気に入りの言葉になりました。
当時中学生だった僕は、テニス部に所属していたのですが、その部内で中々ひどい虐めがありました。
それは、虐め対象を脅して様々なことを命令するといった感じです。
命令内容には色々あり、お金を持ってこさせたり・廊下で土下座させたまま放置させたり・教室内で奇声を発せさせたりといった感じでした。
改めて思い返すと腹が立ちますね。
さらに、ひどい現実が虐めている首謀者が成績もよく周りの生徒や教師から厚い信頼を勝ち得ていたことでした。
しかも僕の中学初めての親友だったのです。
だから、誰にも咎められることなく悠々と虐めができていたのです。
ただ、驚くことにこの物語の結末は首謀者が罰せられるという形で終わりました。
どうして?誰に?
僕です。結局、親友の僕が我慢できずに首謀者をぶん殴ることでこの物語は終わりました。
学生故に殴っても社会のルールが適用されなかったのは唯一の救いでしたね(笑)
なので、悪事は結局誰かしらに罰せられるものだと僕は思います。
そして、今回書庫から持ってきた【オーデュボンの祈り】でもさっき話した僕のような人物が登場し、罰します。
どうして?誰に?
それは、読んでからのお楽しみ。
遠い昔ここではない土地でオーデュボンは祈る、リョコウバトが絶滅しないことを。
そして、時は流れ孤島の荻島に立つ案山子の優牛(ユウゴ)も同じく祈る。そんな案山子のもとに招かれる伊藤。優牛は彼の来訪を100年も前から知りそして待っていた。そして自分の思いを託す。この島に欠けているものを見つけてほしいと。
【駆け出し小説家による意見】
まず今回の、【オーデュボンの祈り】は伊坂幸太郎先生のデビュー作であり始まりの作品ですので敬意をもって読ませていただきました。
その中で、感じたポイントがいいところ悪いところ含め3か所ありました。
- イメージしにくい言い回しと急な視点の転換
1作品目だからだと思うのですが、状況表現の文章がスッと入ってこないことで状況のイメージが難しい個所が何か所かありました。僕が目指す小説が、誰が読んでも一度でイメージができる文章で表現することなので、句読点をつける箇所や文章を分けるといった些細なポイントが大切になると思いました。ただ、情景に合わせて文章を分ける難しさも理解しています。
そして、急な視点転換があったのですが、そこの場面では途中まで読み進めないと視点が変わってると気づかなかったです。ですので、実際に視点転換を行うときは、その転換の初めに一目読んでわかる構成のほうがいいのかなと思いました。例えば、前文で登場していない主語を用いることや思い切って文の始まりの前に(ここからは視点が変わります)みたいな物言いをしてみるとかですね(笑)
- 時間軸の転換回数が多い
【アイネクライネナハトムジーク】でも話したと思うのですが、今回の作品も時間軸の転換が多いと思ったのと同時に、短い文章(5~6行ほど)のために転換しているのを見るとスマートじゃないかなと感じました。回りくどくなくスマートな小説のほうが飽きないと思うので、この点は称賛できなかったです。
- ユーモアあふれる世界観
①と②で批判的な意見をあげたように構成や表現の仕方よりも、今回は世界観の美しさにはまったので好きな作品だなと僕は感じました。そして、読み終えたときには、心が朝日を拝んだ時のように清々しくなり、未来に明るい希望を抱けるような感覚になりました。
だけど、世界観だけで見ると今まで読んできた小説の中で一番好きな世界観です。
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
天網恢恢疎にして漏らさず。
皆さんはこの言葉を知っていましたか?僕は、伊坂幸太郎先生の作品を読んで初めて知りました(笑)この言葉は、【火星に住むつもりかい?】と【オーデュボンの祈り】の二作品に渡り用いられていました。
そして、伊坂幸太郎先生の作品ではよく最低で下劣な人間が罰せられることを合わせると、この言葉(思想)がお気に入りなんじゃないかと僕はひっそり想ってます。
さて、今回はこの辺りで終わりにしようかなと思います。次は、【週末のフール】を持ってこようと思っていますので、ぜひ読みに来てくださいね。
それでは、さらばだ~
人事を尽くし天命を待つ。だから、今日も一つ積み上げる
【人事を尽くし天命を待つ】僕が最近学んだお気に入りの言葉です。
意味は、全力で物事に挑めたら、結果はどうなっても構わないという感じなのですが、僕の目指す人生の在り方にぴったりなんですよね。
自分の打ち込みたいことに人生を賭けて打ち込んでみる、いい結果もあるだろうし、はたまた大失敗で終わることもある。 だけど、時間をかけて積み上げてきたものは目には見えませんが確実にそこにあると思います。僕はその積み上げてきたものがあるだけで挑んだ価値を感じると同時に、人生をそういう風に捉え続けれるように生き続けたいです。
だから僕は今日も人事を尽くします。天名が下るのは3年後位でしょうけど(笑)
さて、今週も書庫から持ってきた1冊は【ゴールデンスランバー】です。
仙台市で行われた首相のパレード、その状況を様々な方法でで眺める人々。そんな日本中が注目している最中、首相は爆弾により暗殺される。容疑者に絞られたのはたった1人の男、青柳雅春。身に覚えのない罪をかけられた彼の二日間に渡る壮絶な逃走劇が待つ結末とは。
【今回の舞台】
今回の物語は、1,963年にケネディ大統領が暗殺された事件に照明を当て、現代よりも少し発展させた近未来感のある世界を舞台で再表現されています。
【物語の構成】
そして、今回も面白い物語の構成になっています。
- 1章:主人公とは関係のない視点から物語は始まります。この視点は、首相暗殺の始まりから事件の終わりまでの2日間を第三者視点つまり、視聴者視点で展開されます。
- 2章:次の展開が事件から20年後の視点です。事件が終わりほとぼりが冷め過去の話のように事件が起きた結果が何が起きたかが羅列されます。
- 3章:メインとなる、主人公の逃走劇です。ここで物語の裏側を見ることができ全貌を知ることができます。
- 4章:事件が終わった3か月後の視点で登場人物たちの首相暗殺事件のその後となっています。
事件の始まりから終わりの表立った流れを書いてから、裏方(カラクリ)をその後に持ってくる物語の展開は【ラッシュライフ】の構成と似たものを感じました。
こういった展開の構成は、物語の後になれば最初に書かれた表立った事件の流れが味を出し「あー、あの時のセリフはここに繋がるのか!あの時裏側ではこんなことがあったんだ!」と読み手を驚かせるには使い勝手のいい表現だなと感じました。
【駆け出し小説家からの視点】
この作品はミステリーを軸に【火星に住むつもりかい?】で表現さていたような社会のシステム(法律)や政治家に対する疑問や批判を含めたエンタメ的表現と【殺し屋シリーズ】などで用いられているような、過激かつ臨場感あるハードボイルドなシーンも多々あり伊坂幸太郎先生の様々な作品の味が詰まっていていました。
また、人間が見せる優しさに温かい気持ちになったり、手に汗握るようなバトルシーンや展開はハラハラ感を持ったまま物語を読み進めるので、早く早く先が読みたいという気持ちが高まりました。
そして、タイトルにもある通りビートルズの【ゴールデンスランバー】の歌詞が節々に用いられており、過ぎ去りし過去に対する懐かしさや羨ましさが表現されています。
僕も実際に【ゴールデンスランバー】を聞いてみたのですが、ゆったりとしたテンポで休日の昼間に聞くのがぴったりな曲調でした。また、聞いたことで少しノスタルジックな気持ちにも浸ることができ、作中の主人公の気持ちが分かった気がします。
Once there was a way to get back homeward・・・
Once there was a way to get back home・・・
だけどもう昔には戻れない。だから、人事を尽くし前に進む
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の作品は、今までの読んできた作品の集大成のようにも感じました。出版の時系列はわからないのですが(笑)それほど、読み応えのある要素が山盛りでこの本一冊で学べることが多いのではないかと思います。
さて、次はどの本引っ張り出してこようかな~、全然決まってないので来週のお楽しみにしときましょうか
それでは、さらばだ~
正義の味方を辞めてマグロになる
好きな言葉は、【前進】。嫌いな言葉は【愚痴】。マグロのように止まることなく常に前へ前へ進み、止まることは【死】を意味します。だから、【愚痴】は【停滞】を意味するので発した瞬間僕は血を吐いて死ぬのです。
そして、そんな僕は今日もサーモンを食べます。
さて、今週も書庫から1冊持ってきましょうか。
今回は、【AX】に続く僕のお気に入りの一冊となっています。
つまり僕の読書人生のベスト2になる作品です。そんな作品とは、【火星に住むつもりかい?】です。
↑【AX】は僕の一押しですので、興味がある方は是非1度手に取って読んでみてください
さて、宣伝もできたので、早速【火星に住むつもりかい?】について触れて行きましょう。
舞台は、中世の魔女狩りのような簡単に処刑が行える法が適用された現代。つまり、罪のない人間も容易に処刑ができる世界。そんな世界に疑問を持つ一人の男。彼は、人一倍正義感が強く、この理不尽な法に謎の球体を手に立ち向かう。
【駆け出し小説家の視点】
僕が感じた、今回の物語の脊椎部分は【冤罪に対する訴え】でした。作中で直接的な表現はされてはいないものの、物語の節々に散りばめられている罪のない人間が裁かれる表現、他人事のように噂話をする人々の表現から、伊坂幸太郎先生の【冤罪】に対する思いがこの作品で一番重要だと感じ取りました。
そして、この【冤罪】に立ち向かう正義の味方の影が一人あります。
僕はこの正義の味方がこの作品、いや今まで読んできた作品の中で一番好きな表現でした。
なぜなら、過去の僕に似ていたからです。
昔の僕も人を助けることが正しいと思っていたのでTwitterや知り合いなどを対象に、人生に絶望している人たちに声をかけ、話を聞き救い上げようという活動を個人で行っていました。
しかし、作品中の正義の味方のように気づいてしまったのです。
一人を救いだすと、他の困っている人たちすべてを助けなくては偽善だということに。
そして、それが不可能なことに。
それを知った僕は、悩み、苦しんだ結果今まで関わってきた人たちだけでも責任もって救い続けようと決めました。
そして今では、正義の味方を辞めて前進し続けるマグロになったのです
こういった、経験や気持ちの変化が作品中の正義の味方の心情と重なって見え、僕の中で一番好きな表現となる理由となりました。
【物語の構成】
大まかな物語の構成は、一般的な起承転結を基に物語が進んでいきます。
そして、伊坂幸太郎先生お得意の時間軸が異なる展開は健在で、今回は街中に設置されている防犯カメラが物語の様々な時間軸の情報を集め、読者にだけ提供するといった構成の補助要素になっていました。
この防犯カメラを起点にする発想もまた、斬新だなと僕は感じました。
【最後にひと押し】
この作品には、構成や視点で語った面白さ以外にもう一点押しポイントがあります。
それは、ハードボイルドな描写です。
【AX】の時のようにも似た戦闘シーン、僕の好きな正義の味方が【正義】のために戦っているシーンは、小学生が日曜日に早起きして仮面ライダーを応援するような感覚に似ているものを感じました。また、謎の武器を携えて戦う正義の味方は、中学生の時に誰しもが妄想したことのあるような感情に浸ることができます。
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、僕の中でベスト2に入る作品でしたのでつい熱く語ってしまいました。前回掲げていた自分の価値観と重ねて書くことができたので僕は満足しています。後は読んでいただいた皆さんがどのように感じるかですね(笑)
次は、ゴールデンスランバーを書庫から持ってこようかなと思います。
この作品もハラハラドキドキするような展開になっていますので語るのが楽しみです。
それでは、さらばだ~
砂漠のように人生を彷徨う
最近自分のやってきていることが無駄なんじゃないかと感じ、生まれて初めて挫折に近いものを味わっている気持ち。ただ、ここでもうひと踏ん張りをして歩みを止めたくないとも思います。そんな複雑な気分抱きながらブログを書いている日曜日。
そんな僕が、書庫から持ち出す今週の1冊は【砂漠】です。
僕の今の心境も、砂漠の中で途方もないオアシスを求めて彷徨い続けているようなものなので、ぴったりなタイトルですね(笑)
そんな【砂漠】の物語は暗いだけのものではなく、よくある大学生グループの4年間の出来事。つまらない大学生活を送りたくない彼らは、面白そうという理由から様々な事件に首を突っ込んでいく。まさに青春の代名詞のような物語。
【駆け出し小説家なりの視点】
物語の構成は春・夏・秋・冬と4部に分けられそれぞれ1つずつ物語があり、1つずつ進んでいきます。ただ、一年のうちの春夏秋冬ではなく、4年の春夏秋冬なので冬の終わりが4年の終わりになっていますのでお間違え無く。
ただ、いつもと比べ今回はシンプルな構成になっています。
そんな物語の見所は、登場キャラクター達の心境や価値観が四年という月日を経て徐々に溶けて、新たな形に変わっていくところです。その過程に恋愛・麻雀・事件・超能力といった過程があります。そして現実のような生臭さがあると思ったら、現実味のない超能力が出てくるという日常と非日常が入り混じった伊坂幸太郎先生の特得意なエンタメが表現されています。
特に、現実味を帯びた生臭さは読んでいた僕自身にも不安や痛みが伝わってきました。
さらに、伊坂幸太郎先生の作品の凄い所は日常生活や何気ない街並みの表現です。
実際に書いてみるとわかるのですが日常や街並みの情報量は多くどこを詰め込むべきか迷いますし、詰め込みすぎると今度は文章がつらつらと続くだけで面白くなくなってしまうんですよね。
こういった点は、自分の作品のヒントにつながるので物語を楽しむ以外にも見所はあるということですね。ですのでほかの視点を見つけることができたら、どんどん報告していきますね。皆さんも何かあれば、感想や意見お待ちしてます。
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、ほとんど僕自身の感想や意見だけで終わりました。色々と試行錯誤がありますが、こういったブログもまた面白いのではないかと思うような気がします。実生活や自分の価値観をうまくリンクさせることができると、さらに面白くなるのではないかなと思いますので次はその点に意識を向け書いていきます。