良い作品を書くには、読書を【ラッシュライフ】
どうも~揚げたサンドイッチです~
まだまだ、コロナが収まらない状況ですが皆さんはどのように過ごされていますか?
僕は、今もまだ仕事場に向かい仕事をして家に帰り趣味に時間を費やすといったルーティーンですね(笑)Pythonの勉強は辞めちゃいましたが、その他は今も尚練習で積み重ねの日々です。何をしているかは↓の記事にまとめていますので興味がある方は是非
さて、今週書庫から持ち出す一冊は、前回宣伝してたように【ラッシュライフ】になります。↓↓↓
*ここからは、ネタバレも含む可能性がありますのであしからず*
【物語】
泥棒の黒澤、無職の豊田、富豪の戸田と画家の志奈子、生き方に迷いがある河原崎と神の存在を信じ信仰する塚本、カウンセラーの京子と浮気相手の青山、夢に向かった佐々岡の9人の登場人物たちの人生が交差しながら始まりそして終わる。そんな、彼らの人生の一部始終を私たち(読み手)が覗くのである。
【読んでみて何を思った?】
まず最初に今回の物語のテーマが、人生の生き方についての問いとその回答だと僕は感じました。そして、その問いと回答のために様々なキャラクターの視点を絡ませることで回答が一つだけではなくキャラクターごとに存在するといった可能性が見えます。
どうしてそう感じたのか?
人生がテーマであると示唆した表現が【ラッシュライフ】ではエッシャーの騙し絵【上昇と下降】を用いられていたからです。
この絵は、一見兵隊たちが階段を昇っているように見えるのですが、実は同じ場所をグルグルと回っているといった騙し絵となります。そして、その列から外れその列を優雅に眺める兵隊の影や寂しそうに座り込んでいる影もあります。
同じ場所をグルグルと回っているのは同じ日常の表現で、その列から外れることが自分を突き抜けることと僕は感じました。
ですので、僕も登場キャラの一人が感じていたように列から外れた兵隊のような生き方、つまり列から突き抜けたい、自分らしくありたいと感じたのでそのキャラクターとは気が合いそうだなと思いました(笑)
【ラッシュライフの見所】
①まず、登場キャラクターの多さです。正直多すぎて途中何人か名前忘れていました(笑)ただ、そんなにも多くのキャラクターを登場させ物語の辻褄を合わせたり、ミステリー要素を含ませているといった点には真似しようと思っても真似できない技術の高さに見所を感じます。
②つ目は、物語の展開ですね。今回の作品は、前回紹介しました【ホワイトラビット】と似た構成になっております。その構成とは、【起】【承】で各々の物語が進み【転】でそれらの全貌が明かされ【結】でそれぞれ物語を終えていくといった展開です。特に【転】に入ったところで明かされる物語の裏側は、そんなカラクリがあったのかと驚かされます。
この二点が、今回のラッシュライフの見所だと思います。
また、今回の【ラッシュライフ】映画化もされているみたいですので、観てみようかなと思います。
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回もまた、伊坂幸太郎先生の作品でした(笑)そろそろ飽きたかなと思われるかと思いますが、そんなことはなく、まだまだはまったまま抜け出せていないです。
次に書庫から取り出す作品は【アイネクライネナハトムジーク】です。恋愛の甘酸っぱさが作品では表現されており、青春の日々を思い出すような内容となってますので、興味がある方は、次回もぜひ読みに来てくださいね~
では、さらばだ!