age_3d1の書庫

駆け出し小説家が選ぶ今週の1冊

あなたは人生の最後に何を考えますか?

少年は、隕石が3年後に地球に衝突することを知った。

少女は、余命半年を言い渡された。

老人は縁側に腰を下ろし物思いにふけた。

それぞれ、異なった環境や世界に存在しているにもかかわらず、考えることは同じ。

残された人生をどう生きるか。

ただ、それぞれ感じる思いは異なる。

恐怖や絶望を抱える者もいれば、悩みから解き放たれる者もいる。また、一筋の光のような希望を抱く者も。

だけど、結末は同じ。【】が訪れるだけ。

そんな、終わりは果たして悲しいのか。それとも嬉しいのか。

答えはどちらも正解だということ

だけど、確実に1つ言えることがある。

死を迎える瞬間に、生が死に変わるコンマ数秒の間に、必ず自分自身に問いかける問いがあるということ。

それは・・・

なぁお前。この人生に後悔はなかったか?

どうも、揚げさんどいっちです。

最近は、退職宣言をしたり・シナリオライターになるためにトライアル課題の作成や・転職活動などでパタパタな日が続いてます。

疲れはしますが、これからのことを考えるとワクワクが止まらないですね(笑)

ちなみに、まだ入社一年も経たない内に退職しようという考えに至った経緯を説明すると、人生の終わりについて考えたことなんですよね。

きっかけなんですが、今の仕事で、ただ働いて給料をもらって過ごす日々に退屈していたことや、将来に対してスキルが身についていない感覚が、不安や焦りに繋がったことです。

それで自分に問いかけました。

お前はどうなりたい?どうしたい?と

その答えが、死ぬ瞬間に後悔をしたくないという答えでした。

そして、この答えが導かれた経緯もあります。

それは、恐らく大体の人々は、生きているうちにこの世界を大きく変えることには貢献できないんじゃないかなと気付いたことです。だから、せめて、僕だけのためにこの人生を生きても誰も文句は言わないよねと思ったこと。

そして、死は美男美女・才色兼備・八方美人、関係なく平等に訪れることを学んだからです。

つまり、僕が今この記事を打ってるコンマ数秒後に心停止で死ぬかもしれない、明日交通事故で死ぬかもしれないという未来があるかもしれないということです。

だから、今ここでありきたりなことをボチボチ続けるのではなく、今まで経験したことのない世界に飛び込みたくさん経験値を稼ぐことが、死ぬ瞬間に訪れる後悔を無くしてくれると言う思考を導き出しました。

この思考を持ってから、少し人生に対して考え方が楽観的になりました。

なので、僕は退職宣言を思い切ってしてみたのです。

だけど、隕石は止められないよね。必ず降ってくるよ。逃げれない。

【最後に】

今回冒頭と締めくくりに出した【隕石】というワードですが、実は今回読んだ作品に感化されてます(笑)

それは【終末のフール】です。

3年後に地球めがけて隕石が落下するという報道がリビングにて響き渡る。そんな報道を受けた人々が起こす行動には様々あり、強盗や殺人を働く者や少しでも隕石の被害から逃れようと車を走らせる者、諦める者。そんな様々な人間の視点を描いた文芸作品となります。

多分なんですけど、この作品は読み手によっては感じる感情が二つに分かれると思いました。1つ目は、死に対する恐怖が増す人。2つ目は、決まったタイムリミットがあることによって人生の悩みから解放されるといった感情を抱く人。

僕は断然後者でした。

皆さんは、どう考えます?3年後に隕石が衝突するとしたら。