age_3d1の書庫

駆け出し小説家が選ぶ今週の1冊

エンターテイメント小説AXを読み得たこと

どうも~揚げたサンドイッチです( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ナメコ

 最近は、秋も抜けかけ冬が近づいていると感じますね。朝起きるとお布団から出るのが苦痛になってきました笑

 さて、今週はアドラー心理学から一旦離れ僕の好きなエンターテイメント小説について語ろうかなと思いますο(*´˘`*)ο

 今週僕が読んだ小説は伊坂幸太郎著の殺し屋シリーズ第三弾AXです。

 今回、AXについて語っていく中で極力作品の中身に触れすぎず語りたいのですが、もし作品をまっさらな状態で読みたい方は、注意となります。

 また、この物語のあらすじは、公式HPに分かりやすく書いてはありますが丸写しは面白くないので、僕の言葉で書いてみますね。もし分かりにくければ、角川文庫の公式HPに行って読んでみてくださいね。

1あらすじ

 主人公、兜は表の顔は文房具メーカーの営業マンだが裏の顔として殺し屋の仕事をしている。そんな兜は殺しの腕はずば抜けて高い、だが家では妻の尻に敷かれており死よりも妻が恐ろしいと殺し屋らしくもない一面がある。そんな、兜にも大切な子供ができたことから殺し屋から足を洗うことを決める。そんな兜に待ち受ける運命とは

といった、感じです。

 2感想

 今回読んで初めに得た感情は、言葉の並びが奇麗だと感じました。一つ一つの言い回し、表現の仕方、言葉の使い方どれをとってもバランスよく積み上げられていました。

 僕自身も小説を書いている身ですが足元にも及ばず、小説とは?表現とは?と改めて考えさせられました(笑)。また、伏線においても物語の初めから終わりまで一つ一つ計算され、丁寧に置いて丁寧に回収していく緻密な印象を受けました。そして、最後の展開は積み上げられた伏線が奇麗にすべて回収され、その美しさと物語の展開の熱さに胸まで熱くなり自然と涙が出てしまいました。

3得た学び 

 先ほども述べたように、僕自身も今現在進行形で小説を書いており、ジャンルはミステリーとエンターテイメントを混ぜた内容を目指してます。ですので、AXを読むにあたって勉強の意味も込めて呼んでいたのですが、かなり勉強になりました。

 〇まず、キャラクターごとに口調を変えることで誰の主張かを明確かつ、くどくなく表現していた点です。僕自身今まで人物が話すたびに○○はこう述べている。のようにわざわざ人物の名前を出すと言ったくどい表現を用いていたので、この点を取り入れることが小説のスマート化に繋がると学びました。

 〇それだけではなく、シーンの切り替えの点でも学びを得ました。1つのシーンでも長くなりすぎないように、途中で別のシーンに切り替えてからまた戻るといった読み手が飽きずかつ、内容を理解しやすく魅せる配慮がされておりました。逆に僕は、一つのシーンを書ききってから別のシーンに移っていたので、くどさが残りダラダラとした文章になっていたので改良の余地があると感じました笑

この二点から、やっぱり何事も学ぶとしたらプロからだなと思いました(笑)

4最後に

 お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

 最近はずっとアドラー心理学を読み書きしていたので、ここらで一度小休憩として小説のジャンルにしました笑 

 今回紹介しましたAXは、冒頭でも述べましたように伊坂幸太郎著の殺し屋シリーズの続編となっております。実際、前作を読んでいない方でも問題なく読むことができますのでご心配なく。ただ、前作の登場人物がAXには登場しているのでシリーズを通して読みたい方は、グラスホッパー→マリアビートル→AXの順に読むことをお勧めします。僕は知らずにAXから読んじゃいました笑

 次読む本がグラスホッパーと決まったところで今回は締めさせていただきます(ヾ(´・ω・`)

AX アックス (角川文庫)

AX アックス (角川文庫)