エンタメ小説の新たな可能性
どうも~揚げたサンドイッチです~ こんにちタナトス~(死への衝動)
昨日は、月に二回ある土曜出勤day。正直夕方ぐらいになると、仕事が何にもなくただ座ってパソコン画面を眺めながら時間を過ごすという不毛な時間を過ごしてました(笑)
そんなことなら、家で本読んでたーーい!
と心の声をぶちまけたところで、本日の私の独り言は、伊坂幸太郎先生のクジラアタマの王様です。
最近はもうずっと、伊坂幸太郎ワールドに入り浸っていますね(笑)それほど惹かれる魅力がありますし、読んでハズレが無いから安心して読めるっていうのが大きな要因ですよね。
さて、話題を変えて・・・
皆さんは最近見た夢を覚えていますか?
僕が最近見た夢だと、深夜の道路のど真ん中で犯罪者と戦うという夢です。
中学生の妄想のような夢ですね(笑)まだまだ中二病が抜けてないのかな?
そんな夢には、夢によって様々な意味がありますよね。よく言われているやつですと、マンションなどの高い場所から落ちる夢は、精神的に不安定な状態とか。夢に出てくる異性は好きな人とかですね。
そんな、夢の内容が今回のクジラアタマの王様では大きく関係してきます。
物語の主人公である岸はひょんなことから、議員の池野内と出会う。そんな、池野内は岸と人気アイドルグループの小沢ヒジリが、自分の夢の中で共にモンスターと戦っていると明かす。そして、その戦いの勝敗が現実に影響しているとも・・・そんな、3人のもとに忍び寄る大きな影とは
といったストーリーとなっています。
【個人的な見どころ】
①今まで見たことがない、小説内に取り入れられたショート漫画
この物語には、夢の中で戦うとあって躍動感あるバトルシーンが多いです。ので、そのシーンをスムーズに進行させるために、用いられていると考えます。実際、文字だけでそういったシーンを再現するのは、かなり難易度が高いと思いますので、ショート漫画を用いるのは理にかなっていると感じました。ただ、小説の中に漫画を組み込むのは賛否両論ありそうですね(笑)僕は、新しい構成だと思うのであり寄りですが。
また、対人でのバトルシーンを望まれる方は、伊坂幸太郎先生の殺し屋シリーズは是非お勧めです。↓
②人間の心理、不安や恐怖の表現が鮮明で臨場感がある。
伊坂幸太郎先生の作品は、よく人間心理についての表現が用いられているのですが、今回もノルマ達成のごとく表現されていました。そういった現実に基づく表現は、フィクション作品がノンフィクションに引きずり落される感覚に陥ります。ですので、SF小説やラノベのような、現実から大きくかけ離れた作品を好まない方にはお勧めだと感じました。
【最後に】
お疲れ様です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回のクジラアタマの王様は、新たなスタイルの小説となっており、僕の中の常識がまた一つ取っ払われました。本人談では、この小説を出版するにあたって長い時間と労力を割かれたみたいですね。そのおかげで僕は今、また新たなエンターテイメントの可能性を目の当たりにすることができました。恐るべし、伊坂幸太郎先生・・・
そういえば次は、死神の精度の続編を読むんじゃなかったんですか?
あ、そういえばそうでしたね(笑)一応本はすでに買っております。ただ次は、逆ソクラテスになります。その次に読もうかなと思っておりますので、少し延期になりました。
というところで本日は、お別れとなります。次もぜひ読んでみてくださいね~